眠れる地図を呼び覚まし、未来を描く

時空間情報創造学研究室
[ MAPG4D ]

|時空間情報創造学研究室|

地理空間情報(Geospatial Information) とは、地球上のあらゆる事象を「位置」に結びつけて表した情報のことです。地形、土地利用、気候、人口、交通など、地表で起こるさまざまな現象を地図上で扱える形に整理したもので、地理情報システム(GIS)で解析されます。これらの情報を活用することで、私たちは地域や環境の変化を理解し、より良い社会や暮らしのための意思決定に役立てることができます。

時空間情報創造学研究室は、「地理空間情報の研究・教育によって社会の意思決定を支え、人類文明が経験する不幸を軽減する。」を理念とし、2026年に設立されました。その理念を具体化する研究フレームワークとして MAPG4D(Multidisciplinary Advanced and Past Geo-informatics for Decision making) を掲げ、過去と未来、科学と社会、データと感性をつなぐ新しい地理空間情報科学のあり方を追求します。

MAPG4D × MASH-UP

私たちは、地理空間情報学(Geospatial Informatics) を中核に、衛星観測データ、ドローン測量、IoTセンサ、ビッグデータ解析、AIによるモデリングなどを組み合わせ、地球上の「どこで」「いつ」「どのような」変化が起きているのかを多次元的に描き出します。さらに、これまで科学の枠組みで十分に扱われてこなかった曖昧な地図表現や定性的な地誌記述、地域文化、記憶や感情のデータなども解析の対象とし、人間が世界をどのように感じ、理解し、行動しているのかを包括的に捉えることを目指します。

MAPG4D × ART

私たちは、芸術と科学を融合する“Art and Sicence”の活動を取り入れ、衛星データを音で聴き、地形を触覚で感じるなどといった多感覚的な表現を通じて、「誰もが地球を感じられる」新しいアクセスのかたちを提案します。これは、地理空間情報を民主的に共有し、科学と社会、研究者と市民、健常者と障害者のあいだに橋をかける、包摂的(Inclusive)な地理学の実践と捉えることができます。

MAPG4D × EDUCATION

時空間情報創造学研究室は専門知識・技能だけでなく、現代社会で活躍するために必要な次世代の課題解決能力の獲得も目指します。地理空間情報を学ぶことは、単なるデータ分析技術の習得ではなく、データを通じて世界と対話し、多様な価値観を尊重できる人間になることです。複雑な問題を解きほぐし、社会と地球の共生をデザインできる次世代の担い手を育成します。

MAPG4D × GLOBAL

本研究室は、国際水準の研究力と明確な国際的視野を備え、世界と未来を見据えた研究と人材育成を推進します。主宰者は、JAXA地球観測研究センターにおいて最先端の地球観測研究に携わり、科学的知見を社会的価値へと結びつけてきました。衛星を使った大規模災害での国際貢献や全球高精度地形データの整備など、国内外政府機関や民間事業者などとの協働経験を積んできました。さらに、国際学会への参加はもちろん、主要な国際学術誌への投稿や査読を通じて常に先端学術研究にアクセスし、グローバルな学術コミュニティに貢献しています。常に世界水準の研究を志向する広い視野のもと、研究・教育を推進します。

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